Q. 祖父母も安心して出席できる結婚式にするには?

A. 料理や座席、開催する時間帯などに気をつけると出席しやすくなるはず。
さりげない気配りでお迎えし、居心地よく過ごしていただきましょう。

1. 食事や移動をしやすく

披露宴のメインになるのは食事です。
食事を他のゲストと同じペースで楽しめるようにするのが、とても大事なポイント。

箸を添えたり、あらかじめ一口大にカットしたり、食べやすくしてもらうことができます。
体調によっては特別料理をオーダー。
塩分や油分など、食事制限に細かく対応できる会場も増えているので、招待するゲストの状況を前もって確認し、調べておきましょう

また、座席の配置次第で居心地がぐっとよくなるはず。
化粧室へ行くなど、披露宴中に離席することは必ずあるので、出入りしやすい席にしておけば安心して過ごしていただけるはずです。
これは祖父母ご本人だけでなく、介助をする方への配慮でもあります。

ちなみに、介助する方はゆっくりと食事を楽しむのが難しいですよね。
結婚式などに同行してくれる介護サービスもあるので、そういったサービスを頼るのもひとつの方法です。

2. 出席しやすい時間と環境

会場を決めてしまうと変えられないのが、結婚式の開催時間と環境です。

ご親族は親族紹介などの関係で、一般のゲストよりも早めに会場に集合します。
実際に何時に到着してもらう必要があるのか、それを考えて会場探しをしましょう。
早朝の出発や遅い時間の帰宅は、どんなに元気な人でも負担になります。
どうしてもという場合は、近くにホテルを取って、挙式日前後に泊まってもらうといいかもしれません。

また、結婚式は意外と移動が多いもの。
館内の移動だとしても、広い会場の場合は意外と大変な距離になるんです。
親族控室~挙式会場、受付~披露宴会場と、ゲストが動く道のりは見落としがち。
会場見学では実際の導線を案内してもらい、自分で歩いて確認するのがおすすめです。
ちなみに、バリアフリー化された会場は、元気なご年配者にとっても安心できるポイントになります。

80代や90代でもお元気に、お孫さんの結婚式に出席される方が増えていますよね。
嬉しい反面、孫の晴れの日に迷惑をかけたくないと思っている方も多いと思います。
わかりやすい気配りは逆に負担に感じてしまうかも……。
気兼ねなく楽しんでもらえるよう、さりげない形で準備をしてお迎えしましょう。

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