挙式を行う神社選びの3つの考え方

特に大人カップルに人気なのが神社での挙式。
日本人のアイデンティティを神社に感じる方も多いようです。

最初に勤めた結婚式場で神前式の手配担当をしていたり、料亭婚の立ち上げで神社さんとも挙式でご縁ができたりと、私も神前式にはなじみがあるのに加えて、小さい頃からの寺社仏閣好きということもあり、神前式もとても好きなんです。
Prima!のお客様も神前式の割合が多いなぁと感じるのですが、私にどこか共通点を感じて来て下さるのでしょうね。

さて、神社での結婚式=神前式はそもそも明治時代に始まったものです。
明治33年にご成婚された大正天皇(当時は皇太子)の挙式を基に、日比谷大神宮(現在の東京大神宮)が式次第を整え、結婚式を受け付けるようになったのです。
当時は自宅で行う「祝言」が一般的でしたが、神前式は太平洋戦争後に急速に広まったそうです。
お宮参りや七五三など、ハレの機会に神社に行くことが多く、神社には元来明るいイメージがあったのでしょうね。

さて、神社もたくさんありますが、どちらで結婚式をしようか?
それを決める際にもいろいろな考え方ができます。

検討のポイントになるのは以下の3つです。

(1)氏神様である神社

自分の家が日頃お世話になっている神様に誓いを立てるということ。
「嫁入り」なら新郎側の、「婿入り」なら新婦側の氏神ということになります。
その地域の一員になる、そんな意味を感じられる結婚式になるはずです。

私のお客様で、まさに氏神様に誓いを立てたご夫婦がいらっしゃいます。
ご新婦のご自宅に宮司様をお招きして挙式を行ったのですが、3代に渡ってお世話になっている神社にお願いをするというところに、育ってきたお家やその地域への強い想いを感じました。

広くとらえれば、自分たちに縁のある神社という考え方に転換できます。
私の友人は、初デートが明治神宮への初詣だったので、結婚式も明治神宮で行いました。
毎年、初詣でもお伺いしているようです。

(2)祀られている神様や由来が好きな神社

神社好きの人なら、どんな神様が祀られているかを調べながらお参りしているのではないでしょうか。
例えば「大国主命(おおくにぬしのみこと)=だいこく様」は縁結びの神様として信仰を集めています。
島根の出雲大社がを筆頭に、お祀りしている神社がたくさんあります。
神様にも得意分野がおありのようですので、それを調べてぴったりの神様に見守っていただくのもいいのでは。

神様ばかりでなく天皇をはじめとする人を祀った神社もありますし、山を神様としてお祀りしている、自然信仰的な神社もあります。
そこに神社ができた由来も様々なので、それを基に選ぶのも神社ならではかもしれません。

(3)格が高い神社や社殿が美しい神社

明治維新から戦前まで、神社には「社格」というものが定められていました。
明治以前も、各時代ごとに格付けがあり、それらが呼称や位置付けとして今でも使われることがあります。
いわば、神社のブランドですね。

朝廷や幕府が尊重した神社は、一般の人々の信仰も集めます。
結婚式という一生に一度のセレモニーではそういった神様を頼るのもいいでしょう。

社殿の美しさも神社好きにはたまらない魅力。
極彩色のあでやかなところもあれば、伝統を感じる渋いところも。
挙式で貴重な社殿に入ることができる神社もあるので、本人だけでなくゲストにとってもいい記念になりますよね。

例えば「東京十社」と呼ばれる都内の10の神社は、明治天皇によって「準勅祭社」と定められ、勅使が遣わされたところです。
規模が大きく、歴史も長くて、社殿も美しいところが多いですよ。

たくさんの神社で悩んでしまった場合は、このようなポイントで選んでみては?

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