結婚式当日の両親の役割やマナー
初めての子どもの結婚式で、当日の自分たちの振る舞いやマナーが心配というご相談をよくいただきます。
子どもたちの考えを尊重したいから出過ぎないようにしたい、でもゲストへの礼は尽くしたいし、と悩んでしまうケースも多いようです。
新郎新婦が直接できないおもてなしを親が代わりに行う、そんなつもりでポイントを押さえて臨めば大丈夫です。
挨拶
本来、家族は新郎新婦とともにゲストをおもてなしすべき立場。
特に両親は「挨拶をするのが仕事」といってもいいかもしれません。
まず、両親が気にすべきは到着したゲストを気にかけることです。
当日は親族が先に到着し、親族紹介や集合写真撮影、挙式へと進んでいくので、親族控室で待つ親族をもてなします。
自分の身支度は最初に整えておき、後からやってくる親族を迎えるようにします。
挙式が終了すると、披露宴会場に向かいます。
来賓控室を経由することも多く、ここで初めて親族以外のゲストと触れ合う場面となります。
面識のあるゲストには、披露宴が始まる前に挨拶をしておくのがよいでしょう。
披露宴中は、乾杯後に活動開始です。
乾杯をして、食事が運ばれてきたら、順次お席を回って挨拶します。
席次表でどの席にどういった方が座っているのかを確認しておき、主賓格の方がいらっしゃる席から回ります。
食事をゆっくり召し上がっていただくのも披露宴のおもてなしとして大切です。
最初に出てくる一皿くらいは自分たちも食事をしながら待って、二皿目あたりからご挨拶を始めるといいかもしれません。
お酒を持って、お酌しながらご挨拶するのが一般的ですが、飲めない方には無理に注がないようにしましょう。
グラスでサービスされる会場の場合は難しいですが、ビンのソフトドリンクが出ていれば、それも持っていくといいでしょう。
お車代や心付けを渡す
ゲストへのお礼の品やお車代、スタッフへの心付けがある場合、新郎新婦に代わって渡します。
交通費としてのお車代は受付で渡してもらうケースもありますが、お礼や心付けは直接渡すようにします。
挙式や披露宴の準備、到着時や移動の際の誘導は会場のスタッフが行ってくれるはずなので、そういったことはまかせておけば大丈夫。
親としてしっかりとゲストに感謝の気持ちを伝えられれば、マナーとしては充分です。
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