「結婚式のしきたり」って古臭い?
こんにちは、ウェディング ナビゲーターの清水です。
世の中では毎日のように、ウェディングに関する新しいサービスや商品が登場しています。
欧米風のスタイルも相変わらず人気ですね。
先日、とあるウェディングサービスを手掛ける方の投稿を読んだのですが、
「日本のウェディングはどこも同じような順番で同じような内容でつまらない」
とありました。
具体的に何がどう同じなのかは書かれていなかったのですが、推測するに、進行や演出のことのようです。
海外経験もある方だそうで、その経験から「つまらない」と言っているのでしょうが、
でも、欧米こそそういう伝統的なイベントやしきたりを今も変わらずやっていると思うのですがね。
海外のものならよく見えて、日本のものは古臭く見えるのでしょう。
進行や演出という点で言えば、今でも大切にされているしきたりはたくさんあります。
例えば、なぜ披露宴の冒頭で「ウェルカムスピーチ」をするのか?
なぜご上司からいただく挨拶は乾杯前なのか?というように。
席順が新郎新婦から一番遠い場所にあるのも、よく欧米と比較されますが、それも根本にある文化の違いです。
招待状の文面やゲストに届けるタイミングなどもそうですね。
しきたりというのはゲストへの気遣いが形になったものも多く、
だからこそ、堅苦しい側面があるとしても、今でも大切にしているのです。
ゲストのお顔触れによっても何がOKで何がNGかは変わってくるので、ケースバイケースとしか言いようがないのですが、
「親しき中にも礼儀あり」という諺もあるように、ゲストがご友人のみであってもするべき気遣いはあるんですよね。
最先端のスタイルがフィットする方もいれば、トラディショナルな内容がフィットする方もいる。
ゲストがどう感じるか、そこもしっかり見極めてどちらに寄せるかを考えてウェディングの中身を決める。
どちらがいいということはなく、おふたりやおふたりのゲストにとって最もふさわしい内容を考えることが大事であると思います。
「しきたり」なしでも伝わるのならそれでいいですし、「しきたり」を通した方が伝わるのであればそうするのがいい。
ベースにあるのは気遣い=おもてなしの心ですから。
今だけではなく100年経っても、また、自分たちだけではなくゲストにとっても、
どんなウェディングがおふたりにふさわしいのか。的確なご提案を粛々と続けていきたいと思います。
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