パパママ婚を楽しむ秘訣は上手な準備にあり

コロナ禍の影響もあってか、お子さんが生まれてから行うウェディング「パパママ婚」が増加中です。

ちょっと結婚式の変遷の話をします。
私がこの仕事をはじめた頃は妊娠を隠して結婚式をするのが一般的でした。
それから妊娠について披露宴でお知らせするのが普通になり、「Wおめでた婚」と呼ばれるように。
それでも結婚式は赤ちゃんが生まれる前に急いで行うことが多かったのですが、このところ出産後に結婚式をする「パパママ婚」が増えているなという印象でした。

そこへやってきたのがコロナ禍です。
結婚式をしたくてもできない社会情勢になってしまいました。
そのため、妊活を先にと考えるカップルも多かったのですが、既にパパママ婚が定着しはじめて、お子さんと一緒のウェディングのイメージがポジティブになっていたからこそ、妊活優先に踏み切れた方も多かったのではないでしょうか。

パパママ婚のメリットとは?

お子さんのお披露目を兼ねたウェディングにできるのがいちばんの嬉しいポイントでしょう。
親子3人で入場やテーブルへの挨拶回りをするなど、一緒に演出ができるのもいいところです。

また、妊娠中に比べると身体の負担が少ないのも大きなメリット。
妊婦さんの体調は日々刻々と変わり、人によって、また時期によって大きく異なるため、一概にこうなるとは言えません。
出産後なら安定的で、圧倒的に予想もしやすい。
花嫁さんの身体はもちろん、お腹の赤ちゃんの心配もなくなって、心おきなく当日を楽しめます。

そして、きっと花嫁にとって一番のメリットはウェディングドレスの選択肢が広がること!
マタニティに適したドレスとなると、お腹にゆとりのあるビッグシルエットのデザインになりますが、出産後であれば身体にフィットしたタイトシルエットのドレスも選ぶことができますよね。
ヒールも心おきなく履けるから、丈の調節のためにヒール必須な身長が低めの方も安心。
ドレス選びを大いに楽しむことができるはずです。

スケジュールや準備のポイント

結婚式をするならいつ頃がいい?

ウェディング当日、パパとママは主役。
ずっと赤ちゃんにつきっきりというわけにはいかないので、基本的に親御さんやごきょうだいなどに預けることになります。
お子さんがあまり小さいとママから長時間離しておくのはかわいそう、自由に歩き回れるようになると今度は目が離せなくなるということで、ちょうどいい時期はお子さんが1歳~1歳半くらいの時期ではないかと思います。

準備のスケジュールは?

例えば1歳頃に結婚式をし、半年程度の準備期間を設けるとしましょう。
出産してから会場探しをはじめようとすると、3~4か月の赤ちゃんの子育てと並行して行うことになります。
これはかなり大変なのではないでしょうか。

そこでおすすめしたいのが、出産前に会場探しを進めておくことです。
重要なポイントが、比較検討は出産前にしておき、申し込みは必ず出産後にすること。
万が一出産後にママや赤ちゃんの体調に問題があって延期や中止をしたい場合でも、申し込みをするとキャンセル料が発生してしまうからです。
準備期間にもう少しゆとりを持たせるとしても8~9か月見ておけば充分。
その準備開始のタイミングに合わせて申し込みをすればOKです。

1. 考え事は出産前に、手作りはメリハリをもって

ぜひ出産前にやっておいてほしいのが、結婚式の演出や装飾の内容をあれこれ考えておくこと。
赤ちゃんが生まれるとどうしてもお世話に時間が取られ、思い通りにやりたいことができなくなります。
気力・体力的に、考えごとをするのも難しくなるかもしれません。

また、手作りや自己手配を頑張りすぎないこと。
これ!というこだわりのアイテム以外は、会場での手配や外注など、積極的にプロの手を借りてみましょう。
節約を考えて手作りをしようと考えている場合は出費も心配かもしれませんが、時間や体力を確保すると考えてみてください。
結婚式当日大いに楽しめるよう、自分たちのコンディションも整えながら準備を進めていきましょう。

2. リモート打ち合わせも活用して

どの会場も打ち合わせは基本5回程度。
しかし、回によってはかなりの長時間になります。
一緒に連れて行くにしても、預けるにしても、赤ちゃんが小さいうちの外出はなかなか大変ですよね。

そこで活用してほしいのがリモート打ち合わせです。
家にいながら打ち合わせができるので、赤ちゃんもパパママもよりリラックスできるでしょうし、何かあってもすぐに対処できます。
移動手段や時間のことも考えずに済むのも大きなメリットだと思います。
ドレス試着やヘアメイクリハーサル、料理試食などはリモートではできないので、全てを置き換えることはできませんが、かなり負担減になるはずです。

上手な準備で結婚式へのモチベーションをキープ

出産後、日が経つにつれて「結婚式はもういいかな」という気分になりやすいそうです。
子育てがはじまると、赤ちゃんに気持ちが集中したり、疲れがたまったり。
あれほど結婚式をしたいと思っていたのに、モチベーションが下がっていく。

でも子育てが一段落したころに、やっぱりやっておけばよかったという気持ちになるとか。
それが早いタイミングなら、よし、今からやろう!という気持ちになれるそうですが、3年も経ってしまうと踏み切れなくなるといいます。

後悔先に立たず……。
少しでも結婚式をしたいという気持ちがあるなら、諦めずに検討してみてほしいのです。

ここでお伝えした考え方や準備は、結婚式へのモチベーションを持ち続けられる1つの方法です。
結婚式も子育ても、一緒に楽しみながら準備して、家族の思い出をぜひ実現してください。

スケジューリングを含めたサポートが必要なときは、ぜひお気軽にご相談ください。
ウェディングの内容だけでなく、準備の段取りなどもサポートいたします。

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