お譲り・手作りで注意したいことーブーケ編

個人間のウェディングアイテムの「お譲り」が増えています。
幸せのバトンが渡っていくのは楽しく素敵なことである一方で、注意点したい点も。
ここでは、お譲りだけでなくプレゼントというケースもあるDIYブーケについて押さえておきたいポイントをまとめます。

なお、ここでのDIY(手作り)は、作り手がプロではないものという定義とします。

※画像はイメージです

花が落ちにくい形にする

花嫁が歩いた道に、ブーケの花が……。
ブーケの花が落ちてしまうアクシデントは、DIYブーケで起こりやすいんです。

束ねるタイプのブーケはそれほど心配がないのですが、スポンジに挿しているタイプでは形状的に起こりやすい。
プロは一度で的確に挿すのですが、プロでない方は何度も挿し直したりして穴が広がってしまうことがあるそう。
静止した状態では問題なく固定されていても、動いた振動で落ちてしまうんですね。

ドライフラワーも、そもそも花が落ちやすい素材。
乾燥していて脆くなっているためです。

花が落ちるのは結婚式ではさすがによろしくないですよね。
束ねるタイプにしたり、使用する花材に気をつけて制作したりするのがおすすめです。

生花は持ちのいい形・花材を

ウェディングのブーケは、花を長時間美しい状態に保っておく必要があります。
生花の場合は、そのための事前処理が大切なのですが、重要なのは花の水揚げ、つまり水分補給。
仕入れのルートや保管環境にも大きな違いがあるので、そもそも鮮度も違います。
技術の違いもブーケの持ちに影響します。

挙式の時はフレッシュな印象でも、披露宴に入る段階でちょっと元気がなくなっている、ということも。
スポンジに挿すタイプなら多少の給水がされるのですが、束ねるタイプのステム(茎)が露出しているデザインだと給水ができないため、余計に傷みやすい。
また、ヘアードやブートニアといった小さなアレンジは更に萎れやすいので、より注意が必要です。

生花のブーケを手作りで用意するなら、水分補給がしやすい形や持ちのいい花材で作りましょう。

持つシーンを選ぶ

まず、挙式などのシーンよりも、披露宴のお色直し後のシーンを選ぶなど、万が一アクシデントが起こってもカバーしやすいところで使用しましょう。
前述したように、デザインや花材によっても条件が変わります。
自分でDIYする場合はもちろん、プレゼントで希望を聞かれた場合などにも、ポイントを押さえてリクエストすると安心です。

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