Q. 親が喜ぶ結婚式の演出は?

A. 今の親御さんは、子どもたちのやりたいことをやってくれればいい、と考えている方が大多数。
親御さんたちがより喜ぶものをと思うなら、親世代の価値観を想像して考えてみるといいでしょう。

1. ゲストに失礼のない演出

親御さんにとって、これが最も気になっていること。
特に、ゲストへの挨拶だけはしっかりしたい、と親御さんは考えているはずです。

ふたりからゲストへの挨拶はもちろんのこと、親からも挨拶ができるように配慮を。
歓談時間は、ゲストがゆっくり食事をしたり、新郎新婦とゲストが会話をするだけではありません。
親御さんがテーブルを回って挨拶するのも歓談中です。
イベントを詰め込まずに、時間にゆとりを残しておきましょう。

親御さんが「どのタイミングで挨拶回りができますか?」と、私に直接ご質問いただくこともよくあります。
事前にプログラムを大まかにでも伝えておけば、親御さんもあらかじめ段取りを考えられますね。
一緒に席次表も渡しておけば、ゲストの顔ぶれや座席位置も把握できます。

また、披露宴の締めとなる「謝辞」は親御さんにとっては必須の演出かもしれません。
そこで挨拶するのが新郎だけでもいいんです。
大事なのは、両家が並んで、両家から挨拶することです。

子どもに全てまかせる!と決めていても、失礼がないかどうかをきっと心配されていると思います。
それは進行だけではなく、招待状や引出物など、結婚式全般について言えること。
要所要所で相談や報告をしながら準備を進めていくのがおすすめです。

2. 親世代にもわかる演出

喜ぶ演出=理解できる演出、と置き換えて考えてみてください。

理解しやすいのは、親御さんたちもやったであろう、定番演出です。
ケーキカットやお色直しなど、結婚式らしいものは全世代が共通して喜んでくれる演出でしょう。

もちろん、古いスタイルのままやるということではありません。
今のスタイル、新しいアレンジでOKですが、親世代にもわかる工夫は必要ですね。
説明を加えたり、わかりやすい流れにしたり、「こういうのもいいね」と楽しんでもらえるような演出にしましょう。

手紙朗読や花束贈呈など、親御さんにスポットが当たる演出には、実は好き嫌いが。
あのシーンを期待している親御さんもいれば、できればやめてほしいと思っている親御さんも。
直接聞きにくい場合も、きょうだいなどを介してそれとなく聞き出してみてください。

 

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