ドレスが決まってから会場を選ぶというプロセス

小さい頃から抱いていた憧れの花嫁姿はありますか?
ファッションの1つとして花嫁姿へのこだわりはありますか?

花嫁にとっては、結婚式の最重要ポイントと言えるドレス姿。こんなドレスが着たい!という強い思いがあるなら、それを軸に準備を進めるウェディングがあってもいいはずです。あなたの花嫁姿へのこだわりを存分に盛り込める「ドレス至上主義」なウェディングのつくり方をご紹介します。

なぜドレスを先に選ぶのか?

日本では、結婚式の準備はまず会場を探すところから始まるのが現状です。でも、会場から先に選ぶと、残念ながら着たいドレスをあきらめなければいけない場合もあるんです。ドレスにこだわりたい花嫁が絶対に避けたいことではないでしょうか?

会場のイメージと着たいドレスのイメージが微妙に違ってしまう可能性も理由の1つですが、実はもっと大きな理由があります。

ドレスを美しく着こなすには、ゆったりと動けるだけのスペースが必要だからです。ゲストの行き来に問題はなくても、新郎新婦にとって通路が狭いと入退場やテーブル回りがぎこちなくなってしまうんです。だから、最初にドレスを選んでしまいましょう! ドレスのデザインが決まったら、そのドレスのボリュームや色、雰囲気に合わせて会場を探します。

ゲストがイスに座った状態でテーブルの周囲にゆとりはあるでしょうか? ゆとりを持たせるために、予定人数ぴったりの会場ではなく、少し大き目な会場を選びましょう。どうしても最大人数を基準に考えてしまいがちですし、会場側も最大人数の状態を見学で見せることはほとんどないため、ゆとりが生まれると思い込んで決めてしまうこともよくあります。自分たちのゲストの人数が着席した状態もしっかりとイメージして検討しましょう。

ドレスを決めなくてもできること

実際に着るドレスが決まっているのが理想ですが、レンタルの場合などなかなかそうもいかないケースの方が多いでしょう。その場合は、どんなシルエットのドレスを着るのか、候補をある程度絞ってから会場見学をしましょう。

ビッグシルエットのドレスはもちろんのこと、スリムタイプでもトレーンが長いドレスは裾がきれいに広がるだけのスペースを必要とします。通路が狭いと、長いトレーンは椅子の脚に引っかかりやすく、素材がレースやチュールなどの繊細なものだと破れるリスクも伴います。

優雅に会場を歩くには、そういう心配をせずに動けることこそ大切。ぜひ私はこんなドレスを着る!という具体的なイメージを持って会場見学に行ってみてくださいね。


一般的な準備のセオリーと異なる「ドレスから選ぶ」という発想。少々極端に感じる方もいるかもしれませんが、私が常々、ドレスの美しさを引き出すために絶対に必要!と考えていることです。ドレス姿をより美しく見せたい花嫁さんは、部分的にでも参考にしてみてくださいね。

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