ふるさとは自分の中に-私の「ローカル ウェディング」論

ローカル ウェディングに力を入れるべく、この度「Home Town ウェディング」のページを新設しました。

Home Town ウェディング

新型コロナウィルスの感染拡大で、今まで通りに結婚式を行うのが難しくなり、結婚式は不要という声が大きくなってしまっている。
なぜそう思われてしまうのか、と考えたときに、今の結婚式に意義や必要性が薄いことが大きな要因だと思ったのです。
新型コロナのせいではなく、新型コロナをきっかけに既にあった問題が顕在化しただけ、結婚式に携わるものとしては非常に残念ですが、ブライダル業界のせいでもあると感じました。

結婚式をする意義を感じてもらえるようにしなければ、どんどん結婚式をする人が少なくなる。
ここでやるから意味がある」という一文を冠したのは、きっと一生心にあり続けるであろう「地元」というキーワードを私自身も思い出したから。
どこに引っ越したとしても、地元への想いはきっとなくならないからです。

”ローカル”ってどこなのか?

ローカル ウェディングについて考えたときに、どうしてもしっくりこないのが東京という土地でした。

よく、東京出身の人が「ふるさとがない」と言います。
東京で生まれ育った人にとっては、東京こそふるさとなのですが、ローカルであってローカルでないのが東京です。
同じ大都市でも、大阪や福岡、名古屋などにはローカルの側面、ふるさと感がちゃんとありますよね。
でも、東京にはそれが薄い。

ローカルというイメージには、知る人ぞ知る、閉ざされた部分を持っている印象がある。
例えば、私の出身地・群馬県太田市は、同じ県内の前橋市や高崎市に比べて知らない人も多いですから、相手が知らない前提で伝えることが多いです。
だからこそ、相手が知っていたり、行ったことがあったりするととても嬉しくなります。
知らない場合も、あなたは知らないだろうけど「おらが町」はいい町なんだぞ!という秘めたるプライドもあったりする。
そこには、自分のものという感覚もあるはずです。

対して東京は、知らない人はまずいない。
全国、そして世界からいろいろなことやものが入ってくる、非常に開かれた場所です。
東京出身者の割合も他県に比べると極端に低くて、出身者のものというより、みんなのものという感じ。
開かれすぎて「おらが町」という感覚になれないんですね、きっと。
だからこそ、ふるさと感がうすいのでしょう。

ウェディングのプロデュースをする側で考えてもそうなんです。
東京に住んでいないプランナーでも参入してくるし、参入しやすいのが東京。
ここにいなくても情報を手に入れやすいというのもあるのでしょうね。
ラグジュアリーなホテルのような、東京にしかないハードはありますが、
ソフト面で「東京らしい結婚式」というのも、実はないんです。
ローカルな要素が排除されていて、全国どこでも通用する分、ローカル色は薄いと言っていいでしょう。

自分にとっての「ふるさと」かどうか

最初は、東京の結婚式はローカルウェディングの範疇に入るのか?と除外せざるを得ないかもと思っていたんです。
でも、下町と呼ばれるエリアのような、ふるさと感のある地域も確かに存在する。
なのにそういう場所での結婚式は、極個人的に行われていると言っていい状況です。

逆にそういった場所でこそ、フォトウェディングや挙式をもっとしてほしい、と思うのです。
氏神様、学校、公園など、生まれ育った地域の場所や、家族でよく遊びに行った遊園地など、自分たちしかしらない、ふるさと感のある場所。
そういう場所で行うウェディング、それはもうローカルウェディングであると。

ふるさと、故郷、地元。
「心のふるさと」という言葉もある通り、生まれた土地だけがふるさとではないと思います。
生まれ育ったふるさとや「心のふるさと」がある人は、もちろんそこで。
憧れの土地だとしても、そこで結婚式という大切な節目を迎えることをきっかけに、心のふるさとになるかもしれません。
神社で結婚式をした方は、その多くが初詣やお子さんの七五三などの家族の節目にお詣りをしている方が多いのですが、これぞまさに結婚式をした場所が「心のふるさと」になっている例でしょう。

私の根本には、全ての新郎新婦に「ここでやるから意味がある」と感じていただける結婚式に導いていきたい。
わかりやすくローカルと切り分けていますが、東京においても想いのある場所、想いを永く置いておける場所で結婚式をしてほしいということに違いはありません。
どこでやっても意義を感じていただける自信はもちろんあります。
そこに、更に意義を感じられる要素をプラスすることで、結婚式をしようと思う方が1組でも増えれば。
そんな想いでスタートしたのが、私のローカル ウェディングです。

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