Q.結納や両家の顔合わせはやらなくてもいい?

A.結納品を取り交わす「結納式」は省略するケースも増えており、絶対にということはありません。
しかし、両家の親が結婚式の日に初めて対面するというのはかなり問題。
余程の理由がない限り、両家の顔合わせだけは行って。

どんな形で行うにしても、大切なのは両家で相談して結論を出したかどうか。
ちなみに結納とは、本来女性側(婿入りの場合は男性側)の希望を尊重すべきものなので、男性側が「しないつもりです」と先に言ってしまうのはいいことではありません。
お互いが親御さんに意見を聞き、その上で相談して決めるようにしましょう。

結納や顔合わせ会食は、レストランや料亭などで席を設けるのが一般的になりました。
予約の際に目的を伝えれば、お店側がふさわしい席やメニュー、段取りを考えてくれるので、相談してみましょう。
結納品までとはいかなくても、婚約指輪などの婚約記念品を贈り合うシーンをつくったり、家族・親族書を作って渡したり、セレモニー的なことを盛り込むのもおすすめです。

顔合せの場は、両家が一堂に会して親睦を深めることはもちろん、結婚式のスタイルや時期、新生活について両家で話し合う機会にもなります。
結納式をするかしないかは両家の価値観次第ですが、余程の理由がない限り顔合わせだけは行うようにしてください。

公には、正式な婚約関係と見なされるのは結納を交わした後。
つまり、儀式を略した顔合わせ会食も、ふたりが婚約者同士になる大切な節目になるんです。
カジュアル志向が行き過ぎて顔合わせまで省略してしまい、挙式の日まで両家が顔を合わせたことがないとなると、何か問題でもあったのかと思われかねないのが一般的な感覚です。

ただ、今はコロナ禍で、直に対面することが難しいですよね。
リモートであれば可能ですから、まずは画面の中で親御さん同士が和やかにお話できるよう、ふたりで工夫してみてください。

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