ウェディングフラワーの種類
[目次]
ウェディング全体のイメージを決める大きな要素であるウェディングフラワー。
飾る場所も意外とたくさんあり、打ち合わせが始まってから金額が上がることが多いアイテムでもあります。
新郎新婦のご希望からデザインを提案し、つくり上げていくのが現在の主流です。
飾る場所やシーンについて詳しく見ていきましょう。
メインテーブル(高砂)
新郎新婦のテーブルを飾る花はウェディングフラワーの中心であるとも言えます。
テーブル上に飾るだけでなく、背景や両脇に装飾をすることもあります。
遠くからでも目立つように、ボリューム感のあるデザインにするのが一般的です。ゲストの人数が多ければその分会場は広くなるので、広さに見合ったデザインやボリュームを考えるようにしたいものです。
ソファタイプのメイン席にする場合は、テーブルは小さなものになるので、周囲への装飾が大切になります。
メイン席エリアの広さにもよりますが、卓上に飾るよりも花の量が多くなるため、費用はよりかかると考えておきましょう。
ゲストテーブルフラワー
ゲストが座るテーブルを飾る花のことです。
ゲストの最も近くに飾る花であると同時に、数が多くなるほど披露宴会場全体のイメージを左右する存在になります。
ナフキンやチェアに花をあしらうこともあります。
全て同じデザインでなくてもよく、高さや花器、花材に変化をつけるのも1つの方法です。
会場全体を見渡した時に統一感が出るようにデザインを考えましょう。
ウェディングケーキ、ナイフ
ケーキを置くテーブルにも花を飾ります。
入刀するナイフにも小さな装飾をするのが一般的です。
ケーキそのものに生花や葉物を飾ることもあり、その場合はケーキが引き立つように装飾を考えましょう。
デザインによってはテーブルの装飾はせず、シンプルに見せるのがいい場合もあります。
花束類
両親への花束贈呈や、列席しているお子さんなどゲストから新郎新婦への花束贈呈といった演出も行われます。
披露宴の終盤で行うことが多い親御さんへの花束贈呈。
特にお母様の好きな花や色、イメージに合わせて用意することが多く、両家それぞれにデザインを変えて用意するのも当たり前になっています。
最近では、花束だけでなくアレンジメントを贈るケースも増えています。
生花やプリザーブドフラワーなど、花材はその後の持ち歩きなどを考慮して選ぶのがおすすめです。
特に親御さんが遠方から列席する場合は、長時間の持ち帰りになるので生花の花束は持ち歩きに不便だったりしますよね。
また、かつては大きいほうがいいような考え方もありましたが、それもケースバイケースです。
お子さんからの花束贈呈の場合、新郎新婦から演出としてお願いするのであれば、花束も自分たちで用意します。
ゲスト側の希望で贈呈を行う場合は持ち込んでもらうことになります。
挙式会場の装飾
チャペルや人前式の会場には花を飾ります。
チャペルには、祭壇上またはその後ろや横、バージンロードの両サイド(ゲストの座るベンチやイス)に花を飾るのが一般的です。
人前式を会場内の一室やガーデンなどで行う場合などは希望のイメージで生花を飾ることがほとんどですが、チャペルの場合は備え付けの花(アートフラワーを含む)をそのまま使うことの方が多いかもしれません。
挙式の後に行うフラワーシャワーもフローリストが一緒に用意します。
本来、フラワーシャワーは花の香りで場を清めるとか、悪魔から新郎新婦を守るという意味があるので生花であることが望ましいのですが、会場によっては造花のみ使用可能にしているところもあります。
施設の保全などの理由もあるので、会場のルールに従って行うようにしましょう。
花の予算は多めにとっておくのがおすすめ
受付を行う場所や演出アイテムなど、花を飾ろうと思えばその場所やシーンには限りがありません。
お祝いの雰囲気を盛り上げるのに花ほど適したものはないからです。
たくさん飾っても、帰りにゲストに持ち帰ってもらうことができるなど、ウェディングの後も楽しめるものでもありますし。
ただ、花はたくさん飾ろうとすればそれなりに費用がかかるんです。
普段そんなにたくさんの花を買う経験もなかなかないため、予算繰りが難しいと感じる方も多いようです。
こだわりをもって選びたいという思いが少しでもあるなら、アップグレードを視野に入れて考えておくことをおすすめします。
会場選びの見積りの段階から、花の金額を多めにして作っておけば、後でびっくりせずにすみますよ。
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