新型コロナ・ノロ・インフルなど感染症にかかったら結婚式には行かないで

新型コロナの流行で多くの方が気にするようになったのが、この問題ではないでしょうか?
万が一、直前に罹患してしまったらどうしたらいいのか……。

タイトルで答えはお分かりだと思いますが、結論はこれ。
新型コロナだけでなく、インフルエンザやノロウィルスなど感染症にかかったら絶対に結婚式には出席しないでほしいのです。
強めに言えば「どうか来ないでください」ということ。

なぜなら、新郎新婦や大切なゲストにうつるかもしれないからです。
理由を細かく見ていきましょう。

理由1.多数の人と同じの空間に居続けることになる

結婚式は披露宴だけでも約3時間、挙式・披露宴と続けて参加すれば約4時間、多くの人と同じ空間にいることになります。
会話をする、テーブル毎に集まって写真を撮るなど、ゲスト同士が近づく機会は意外と多いんです。
席が決まっている披露宴の場合は、ずっと同じ席にいなければいけない。
遠い席ならまだしも、近い席にいる人には飛沫感染の可能性も大いに考えられる状況ですよね。

理由2.不特定多数の人と同じものを触ることも多い

多数の人と同じものを触って、接触感染が起こる可能性も結構考えられます。

例えば受付のペン。
結婚式の列席者のほとんどが触るアイテムの1つ。
会場で用意されたペンを使用すれば、他のウェディングのゲストともペンを共有することになります。

他のウェディングのゲストと共用で利用する場所もあります。
トイレや更衣室、待合室などです。
触れざるを得ない場所や無意識に触れてしまうような場所は、他の人たちも同様に触ります。
ドアノブとか椅子の背とか。
椅子の背って、テーブルの間を抜けるときなんかに、手すりのようについ触りませんか?

特にブッフェスタイルのパーティでは、料理や器をお客様が直に触って取り分けます。
お皿やカトラリーは一度手に取ったものを戻すことも多々あり、それを別の人が触ることでウィルスが広がっていきます。
料理にウィルスが付着して、それを別の人が口にする可能性もあります。

飲食関連の施設でノロウィルスなどの食中毒が発生すると会場側に原因があると思われがちですが、感染源がお客様であることも多いんです。
上記のような経路で感染が広がってしまうんですね。

ということで、感染している人や感染しているかもしれない人が結婚式に行くことは避けるべきなんです。
あなたの出席が間接的に新郎新婦に迷惑をかけることになり、欠席するより更にマナー違反。
それだけでなく、スタッフにうつればその後のお客様にも影響が出てしまうかもしれません。

家族が罹患した場合も欠席するのが望ましいと思います。
例えば新型コロナは、症状が出なくても媒介者になる可能性がありますよね。
既に感染しているが、無症状だったら周りに移してしまうことも考えられるわけです。

子ども連れでの出席も避けよう

お子さん連れで結婚式に行こうとしている方。
自分や家族が感染していなくても、こんな時期ですから大人だけで行きましょう。
子どもは自分で行動を制することができません。
ドアノブや柱など、珍しいところに行けばあちこち触ってみる、それが子ども。
ウィルスを拾ってしまう可能性が高いです。(脅すわけではないですが)
夫婦で招待されているなら、どちらかが欠席してでも子連れは避けるべきです。

参考:
東京都感染症情報センター
インフルエンザ:https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/flu/
ノロウィルス:https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/gastro/
新型コロナウィルス:https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/2019-ncov/

急遽(14日以内)に結婚式を欠席する場合のマナー

急に欠席をしなければならなくなった場合、ご祝儀や会費はどうしたらいいのかが最大の心配事だと思います。
欠席だけで肝心のお祝いを忘れると、結婚式をドタキャンしたマナー違反者と見られるだけ。
お祝いとお詫びの気持ちをしっかり表明しましょう。

まず、持参するつもりだったご祝儀や会費は全額そのまま贈りましょう。
近々で欠席が出た場合、既に数を減らせないタイミングになっていることも考えられます。
新郎新婦にはあなたが出席したのと同じ費用が掛かっているので、その分を渡すのだと考えるべきです。

ひと昔前は立場によって誰かに「代理出席」をしてもらうというケースもありましたが、友人や親族が中心になっている現在のウェディングではあまり好まれないでしょう。
よく知らない人が混じってもお互いに気を遣うことになるので、ネガティブな印象になってしまうようです。
急に欠席しても、料理はたくさん食べるゲストに2名分出すなど、欠席者分が無駄にならないように会場が融通してくれるので安心してください。

なお、見出しに「14日以内」と書いたのは、多くの会場でウェディング当日まで14日を切る辺りから料理や飲み物、引出物などのキャンセルができなくなるから。
私の経験では、人数を減らせる期限は早いところで14日前、多いのは10~7日前、遅いところで3日前です。
なので、一番早い14日前を出欠のボーダーラインにすれば間違いありません。

ご祝儀や会費を渡したり送ったりするのは落ち着いてからで大丈夫。
欠席連絡の際に、後日ご祝儀を贈る意思があることをきちんと伝えておきましょう。

最初から欠席または14日以前に欠席に転じた場合のお祝い

ちなみに、招待状の返信の時点からウェディングの14日以前に欠席の連絡をした場合のご祝儀の目安は、ご祝儀相場から料飲代を引いた金額と考えればいいでしょう。
ご祝儀マイナス2万程度、友人なら1万円程度です。
会費制ウェディングなら支払いの必要はありません。

招待された側も、招待した側も、体調管理は大切ですね。
免疫力も大切なので栄養をしっかり取って、ゲストとして大いに楽しんでください。

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