結婚式をするかしないか?迷うふたりのための3つの質問
[目次]
結婚式をしたい思いもあるけれど、しなくてもいいのでは?という気持ちも打ち消せない。新型コロナの影響もあり、迷う方が増えています。ふたりの気持ちを整理し、どちらにするかを決めるのは意外と難しいのではないでしょうか。そこで、自分たちで検討し、決定するための3つの質問をお教えします。これは、私がカウンセリングをする際にも必ず質問すること。順に質問に答えていけば、お互いの本音も見えてくるはずですよ。
1.あなたにとって結婚式とは?
一番最初に考えてほしいのが、結婚式は自分にとってどんなものなのかということ。
あなたの答えはなんでしたか?
例えば今までお客様からお聞きした答えを例に挙げると、
ー 夢や憧れ
ー けじめ
ー お披露目の場
ー 幸せのシェア
ー 決意表明
ー 親孝行
ー 家や仕事の関係で必要
海外には挙式をしないと婚姻届を出すことができない国もあり、そういう国では結婚式はしなければいけないもの。しかし日本では、挙式をしなくても婚姻届さえ出せば夫婦になれるので、結婚式をするかどうかは自由なんです。
この質問の答えは結婚式への価値観を示すもの。人によって違うのが当たり前で、ふたりの間でも相違があるのが自然なことです。大切なのはふたりがお互いの考えを知り、考えが違うのを認識すること。結婚そのものは誰もが知っているせいか、相手も同じ気持ちと思い込んでしまうケースも多いんです。お互いの結婚式への価値観を知ることで、今後に食い違いが起こってもディスカッションがしやすくなるはずです。
それぞれの結婚式への価値観を考えて、ぜひお相手と語り合ってみてください。
2.結婚式をしたい?したくない?その理由は?
絶対にしたい!しないなんてあり得ない!という人もいれば、しなくていい、必要ないと思っている人もいます。また、自分の希望に関わらず、するべきものと思っている人も。これもまた、お相手と答えを共有してください。
男性によくある、「彼女の希望に合わせる」という答えは、ここではNG!実はしなくてもいいと思っているなら、それをちゃんとお相手に伝えてください。1.と同様に、ふたりの考えが違うという事実を知ることが大切です。
しかし、ふたりの考えが食い違ったままでは結論が出ないので、そうなったらふたりでディスカッションを。そのためにも理由が必要なんです。お互いの考えと理由を深く伝え合ってください。結論がどちらになっても納得できるよう、じっくり話し合ってください。そして、するかしないかを決めましょう。
ふたりの考えが同じだとしても、理由が違う可能性もあるので、理由まで含めてぜひシェアをしてみてください。お互いに気づきを得られることもあるはずです。
例えば、ふたりとも結婚式をしたくないが、親御さんがぜひしてほしいと言っている。そういうケースも多いのではないでしょうか?親孝行のためにしようと考える人もいれば、してほしい親御さんと意見が合わなくて悩んでいる人もいます。その場合は親御さんとディスカッションを。「なんで結婚式をしてほしいの?」と、理由を聞き、自分たちの理由も伝えてみてください。
3.なぜ結婚式をするの?
ふたりで「結婚式をしよう!」という考えになった場合は、次のこの質問へ。結婚式をする目的を考えます。1.の答えに近いものになるはずですが、もう少し具体的に、深く掘り下げていきましょう。
まずはふたりそれぞれで考えてみるのがおすすめです。その次にふたりの考えを共有し、話し合ってふたりの考えにしていきます。お相手の考えの中に魅力を感じるものがあるかもしれないし、アウトプットすることは自分の考えをまとめ、ブラッシュアップすることにもつながります。
「私たちの結婚式はこういう目的でします!」
これは結婚式のコンセプトにも大きく関わることなんです。結婚式場選びのヒントにもなりますし、演出や装飾を検討する際にも大いに役立ちます。また、招待状や冒頭の挨拶でゲストにもお伝えするのもおすすめです。
結婚式をしない!と決めても、思い出づくりを
4つの質問で結婚式をするかしないかを考える過程で「結婚式はしない」という結論になったおふたりに、ちょっとお節介なアドバイスを。写真だけでもぜひ撮って、結婚の思い出を作りませんか?
結婚式はやろうと思えばいつでもできるものなんですが、やっぱり結婚してすぐと、何年か経ってからでは気持ちが違うといいます。結婚3年目に実現したお客様がそんなふうにおっしゃっていました。また、打ち合わせの最中ずっと消極的だったけれど、挙式当日を迎えて 「やってよかった」とおっしゃる方も多い。私たち結婚式に関わる人間もやみくもに結婚式をおすすめしているわけではなく、そういったお客様の様子を近くで見て、いいものだと心から思っているからこそ「あの時やっておけばよかった」と後悔してほしくないんです。実際にやってみないとよさが実感できないのは当然なのでジレンマでもあるのですが。
もちろん、結婚して何年か経って、やっぱり結婚式がしたい!と思ったら、それがふたりにとってのベストタイミング。新型コロナの影響で図らずも結婚式が数年後になってしまった方も多いと思いますが、価値観が多様になるきっかけになったのも確かです。写真は今撮っておいて、気持ちが盛り上がったら結婚式をしよう。そんな時間差のウェディングもこれから増えるかもしれませんね。
ここまでのプロセス、ふたりだけではちょっと難しいと思ったら、私が一緒に考え、答えを見つけていくこともできます。お気軽にご連絡くださいね。
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